もともと枝野って、そんなものだろ?
「大変遺憾」
と発言したらしく、一部のリベラル派の方々が
「それはない」
という否定的反応を示しているようだけど、
余りにも低レベルで品性下劣な晋三や太郎といった自民党の議員を見慣れ過ぎて、
枝野幸男という人物に対する評価が非常に甘くなってるのではないか。
彼の政治家としての来歴や過去の発言を調べれば簡単に分かるはずだけど、
枝野幸男という人物の政治的のポジションは、どんなに甘く見ても精々
「穏健右派」。
中国や朝鮮半島の国々に対する蔑視を標準装備する
日本の平均的政治家の枠からは決してはみ出すような人物ではない。
そういった人物を
「リベラルの星」
みたいに過大評価するのは、非常に危険なことだ。
「日本は常に正しい」という妄念
韓国大法院の徴用工裁判の判決に対する
日本社会の余りに一様な差別的・侮蔑的な反応をみると、
明治以降の日本で確立された唯一の
「ナショナル・アイデンティティ」
が
「何があっても日本(人)は、中国(人)や朝鮮(人)よりは優秀で正しい」
という妄念だけなのではないか…
という大雑把な仮説の正しさを増々確信する。
法理も倫理も全く関係がない。
何があろうと
「日本は知的で冷静な正直者」
で
「奴ら(中国or朝鮮)は愚かで感情的な嘘つき」
なのだ。
これでは、対等の友好関係を結ぶことなど出来るわけがない。
「最近そうなった」のではない
「『新潮45』の編集方針が編集長交代を機に変わり、
記事の方向性がヘイトと偏見に振れた…」
みたいな認識の人が多いようですが、
その方たちは今まで一体何を見ていたのでしょうか。
今まで新潮社が発行する出版物のなかで、
穏健派のメディアや知識人、
中国・朝鮮といった近隣諸国や民族に対する
デマや偏見や憎悪を振りまいていた事に…
本当に気づかなかったのでしょうか。
そしてそれは新潮社だけではなく、
日本の多くの出版社に、ほぼ等しく見られる傾向だということに、
本当に気づかなかったのでしょうか。
そのことを正しく認識し、
社会全体に蔓延している差別や偏見とそこから来る憎悪に
正面から向き合わない限り、
状況はますます悪化していくでしょう。